こんにちは、うちの子動物病院です 😀
ペットの療法食は動物病院へ行かなくてもネット通販や量販店で気軽に購入できるようになり、便利に感じてる方も多いと思いますが実は非常に危険な行為なのです⚠
今回は、どんな危険かあるのかをお話しします!
【療法食ってどんなフードなの?】
特定の病気や健康状態に対応するために栄養バランスが調整されているフードのことで、原則として”獣医師の指導のもと”で与えられるものです。
【何が問題なのか?】
問題なのは、獣医師の指導を受けずに飼い主の自己判断で療法食を与えることができてしまうことです。
療法食はいわば薬みたいなものなので、ペットの症状に合わせて変更する必要があり、定期的に獣医師の診察を受けなければなりません。
使用法を間違えると、せっかくの療法食も逆効果です 😥
どんな良い薬でも、飲み方を間違えれば毒になるのと同じです。
【動物病院の療法食はなぜ高い?】
動物病院で購入するとき獣医師は適切なアドバイスをしてくれるので、指導料金が含まれる分やや高めの料金設定になっています。
【トラブルの一例】
若い時から治療の為に尿石症用の療法食を与えていた猫の一例を紹介します。
療法食を自己判断で10年以上にわたって給与し続けた結果、腎臓に負担がかかり末期の腎臓病になってしまいました 😥
定期的に獣医師の診察を受けていれば初期の段階で腎臓病が発見され、腎臓病の療法食に切り替えられたはずです 。
獣医師の診察を受けずに療法食を購入し与え続けることは非常に危険なので、必ず動物病院で購入しましょう 💡
当院では動物病院でしか購入できない良質の療法食へと少しずつ切り替えています。
そのことが定期的な受診につながればと願います。